今回は、新入社員研修24日目の内容として、特に「読書会での学び」についてお伝えします。
朝の読書会のテーマをきっかけに、就職活動や企業選び、そして成長意欲について深く考えさせられる時間となりました。今回はその気づきと、自分自身の価値観の変化についてまとめてみたいと思います。
「大手志向」は本当に安定か?若手社員として感じる実態
朝の読書会で話題になったのは、大手企業志望の学生の本音についてでした。就職活動中、多くの学生が「安定しているから」「楽そうだから」といった理由で大手企業を選ぶ傾向にあるという話がありました。確かに私の周囲にも、”大手に入ること=ゴール”と捉えているような人が多くいます。「入社できれば安心」「福利厚生が整っているから」など、一見すると堅実に見える志望理由ですが、その裏にあるのは、実は成長意欲の欠如なのではないかと感じています。
私自身も以前は「大手=将来が安泰」と思っていました。しかし、研修や読書会を通して学んだ今では、その考え方に違和感を覚えるようになりました。大手企業は確かにネームバリューや制度面での安心感がありますが、一方で「自ら動かなくても誰かが何とかしてくれる」という“他力本願”的なマインドが社内に広がっていることもあると感じます。
特に印象的だったのは、「就活ネオ」というYouTubeチャンネルの話です。そこでは、主体性や人間力の高い学生ほど、あえてベンチャー企業や社内ベンチャーなど、厳しくても成長できる環境を選んでいるという姿が紹介されていました。就活生の間でも、「大手=安定」ではなく、「成長できる環境に身を置くこと」が重視されつつあると感じています。
ベンチャー企業の魅力と“他力”から“自力”へのシフト
このような時代の流れの中で、ベンチャー企業の存在が以前よりも魅力的に映るようになってきました。実際、学生時代の周囲の方々でベンチャー企業で挑戦を重ねている方が多くいます。共通して感じるのは、彼らが「自分の裁量で仕事を進めたい」「結果を自分の力で出したい」という強い想いを持っているという点です。
もちろん、ベンチャーには厳しさもあります。制度も整っていないことが多く、業務範囲も広い。でもだからこそ、自分の力が試され、結果がダイレクトに自分の成長につながる。これは大手企業では得られない体験だと思います。
一方で、大手企業も変わろうとしていますが、現実的には長年の文化や組織体制が根強く残っているため、すぐに変化するのは難しい部分もあります。
その中で、上司や経営層が「変わろう」「成長し続けよう」とする姿勢を見せることが、若手にとって何よりも希望となり、信頼にもつながるのではないかと思います。
私自身もZ世代として、周囲には非常に成長意欲の高い仲間が多くいます。日々、彼らの行動や考えに刺激を受けながら、「負けたくない」という思いで必死に食らいついています。
企業の安定だけを信じて安心していられる時代は終わりつつあり、今後は「どれだけ自分で考え、動けるか」が問われる時代になっていくと強く感じています。
目標は「少し背伸びするくらい」がちょうどいい
読書会で、目標設定についてのアドバイスをもらいました。それは、「実現可能な目標ばかりを立てていると、達成した時点で満足して成長が止まってしまうことがある」という言葉でした。確かに、自分の中で“確実にできそうなこと”だけを目標にしてしまうと、想定外の壁に挑む機会を自ら手放してしまうのかもしれません。
そのため、私は最近、目標設定の仕方を少し変えるようにしています。まずは高めのゴールをひとつ設定し、その中に小さなステップ目標を複数設けるようにしています。こうすることで、日々の達成感を味わいながらも、最終的な到達点は自分の限界より少し上に設定されているため、自然と挑戦心が生まれます。
この考え方は仕事に限らず、日常の学びや人間関係にも応用できると思っています。少し無理かな?と思うくらいのチャレンジを恐れずに続けることで、今後も自分自身の可能性を広げていきたいと思います。
おわりに
今回の読書会では、企業選びや目標設定、そして自分自身の成長意欲について改めて考えるきっかけをもらいました。
入社してまだ間もない新入社員ですが、日々の研修や学びを通して少しずつ視野が広がり、社会人としての自覚が芽生えてきているように感じます。
これからも、自分の意志で動き、考え、挑戦する姿勢を大切にして、どんな環境でも“成長し続ける人”でありたいと強く思っています。
コメント
COMMENT