いい会社の法則!感動物語から学ぶ経営の本質

人財経営支援アドバイザーの密山です。

よりよい経営への理解を深めるために、いい会社の成功事例を日々学んでいます。

経営課題も解決の術も会社によって様々ですが、

どの成功企業も、本質的なところは共通しているのだとよく分かります。

近年は多くの企業で残業やハラスメントなどに対する施策が取られ、ホワイト企業化が進んでいますが、

その反面で若者の離職のニュースを目にします。

社員は働くことに何を求めているのでしょうか?

2022年11月は、大阪の天満橋で開催された感動物語コンテストに行ってまいりました。

経営課題をいかにして乗り越えたかの成長エピソードが、実際に課題を抱えた社員の目線でいきいきと語られていました。

どのお会社の社員の方も目に光が宿っていて、心から誇りを持って働いているのが、私たちの座っている客席にまで伝わってきました。

企業拡大の役目を担う社長はもちろん、未来の財産である我々新入社員にとっても、大変学びの多いコンテストでした。

【いい会社の法則!感動物語コンテストから学ぶ経営の本質】

1. いい会社とは?経営者が知るべき3つのポイント

1.1 理念の浸透が社員のエンゲージメントを高める

いい会社づくりの第一歩は、会社の理念を社員一人ひとりの心に浸透させることです。
経営理念は、会社の存在意義や目指す姿を表すもの。
これを社員が理解し、共感することで、会社への帰属意識が高まります。

社員が会社の理念に共感していれば、仕事へのモチベーションも上がるでしょう。
「自分は会社に必要とされている」「会社の発展に貢献している」と感じられれば、社員のエンゲージメントは格段に高くなるはずです。

1.2 社員の成長を支援する風土づくりが大切

いい会社は、社員の成長を後押しします。
社員一人ひとりの可能性を信じ、その能力を存分に発揮できる環境を整えるのです。

教育研修制度を充実させたり、チャレンジングな仕事を任せたりと、成長の機会を積極的に提供しましょう。
上司は部下の良いところを見つけて褒め、時には厳しく指導する。
そうした支援の積み重ねが、社員の成長を促すのです。

1.3 働きがいのある職場環境が人を惹きつける

「ここで働きたい」と思わせるのは、職場の雰囲気づくりも重要です。
社員同士が認め合い、助け合える関係性が築けているか。
仕事もプライベートも充実させられる環境か。

働きがいのある職場は、社員のパフォーマンスを高め、自然と人を惹きつけます。
働く人のことを第一に考えた経営が、いい会社の条件と言えるでしょう。

2. 理念型採用でいい会社になる!成功事例に学ぶ

 2.1 「思い」を伝えて共感を得る採用活動のコツ

いい会社を目指すなら、理念型採用を取り入れるのが効果的です。
これは、会社の理念に共感し、その実現に向けて共に働きたいと思う人財を採用する方法。
条件面だけでなく、「思い」の部分でマッチする人を見極めるのがポイントです。

求職者に会社の理念をしっかりと伝え、「御社で働く意義」を感じてもらうことが大切。
そのためには、採用担当者自身が会社の理念を理解し、体現している必要があります。
「思い」が伝われば、必ず共感してくれる人財に出会えるはずです。

2.2 理念に共感した社員は定着率が高い

理念に共感して入社した社員は、仕事へのモチベーションが高く、定着率も上がる傾向にあります。
給与などの条件面だけでなく、「この会社でなら理念を実現できる」と考えて入社しているので、多少の困難があっても乗り越えていけるのです。

会社と社員の理念が一致していれば、社員のエンゲージメントは自然と高まります。
「自分は会社に必要とされている」と感じながら働けるので、仕事への誇りも生まれるでしょう。
理念型採用は、社員の定着率アップにも効果があるのです。

2.3 採用担当者の意識改革が理念型採用の第一歩

理念型採用を進めるには、まず採用担当者の意識改革が必要です。
これまでのスキル重視の採用から、理念共感を軸にした採用へ。
その転換を図るには、採用担当者自身が会社の理念を深く理解し、体現することが大切です。

採用活動では、求職者に会社の「思い」を伝えるのがポイント。
「御社の理念に共感しました」と言われたら、その人の仕事ぶりをイメージしながら、入社後のキャリアをともに描いてみましょう。
理念型採用の第一歩は、採用担当者の意識改革から始まるのです。

3. 多様な人材がいきいきと働くいい会社

3.1 障がい者の可能性を信じ、成長を支援

いい会社では、障がいのある社員もない社員も、互いの個性を認め合いながら協働します。
大切なのは、一人ひとりの可能性を信じ、その能力を引き出すこと。

障がいのある社員をサポートするだけでなく、職域を広げて、より難易度の高い仕事を任せていく。
最初は戸惑うかもしれませんが、仲間の支援を受けながら、着実にスキルを伸ばしていけるはず。
障がい者の成長を支援する姿勢こそ、多様な人材が活躍できる職場づくりに欠かせません。

3.2 主婦パートが理念に共感し、店長に抜擢

主婦パートの活躍も、いい会社の特徴と言えるでしょう。
家庭と仕事を両立しながら、バイタリティあふれる働きぶりを見せるパートさんは、職場の活力になります。

理念に共感した主婦パートを、どんどん重要なポストに抜擢していく。
時短勤務でも、その人にしかできない役割を任せるのです。
主婦パートの視点を活かせば、職場の雰囲気もグッと柔らかくなるはず。
活躍の場を広げることで、会社の発展にも貢献してもらえます。

3.3 多様性を認め合う風土が社員のパフォーマンスを上げる

いい会社では、社員の多様性を尊重し、一人ひとりの個性を大切にします。
年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関係なく、それぞれの強みを活かせる環境を整えるのです。

多様性を認め合う風土があれば、社員は安心して能力を発揮できるでしょう。
お互いの個性を理解し、助け合える関係性は、チームのパフォーマンスを高める原動力になります。
多様な人材が活躍できる職場づくりは、会社の成長戦略として欠かせないのです。

4. 成長する喜びを感じられるいい会社

4.1 「会社のため」より「自分の喜びのため」に

「会社のために頑張ろう」という思いより、「自分の成長が嬉しい」という感覚を大切にするのがいい会社の特徴です。
社員が仕事を通じて成長を実感でき、その喜びを感じられる環境づくりに力を入れています。

「お客様に喜んでもらえた」「チームで良い仕事ができた」など、仕事での小さな成功体験の積み重ねが、社員の成長につながります。
達成感を味わうほどに、仕事へのモチベーションは高まるでしょう。
「自分の成長が会社の成長につながっている」ーーそう感じられれば、社員のエンゲージメントは自然と高くなります。

4.2 成長を実感できる場づくりがモチベーションを高める

いい会社では、社員一人ひとりの成長を後押しする場づくりに注力します。
スキルアップのための研修を充実させたり、チャレンジングな仕事を任せたりと、成長機会を積極的に提供するのです。

自分の成長を実感できる場があれば、社員のモチベーションは高まります。
「もっと力をつけたい」「会社に貢献したい」と感じるようになるはず。
成長意欲の高い社員を支援する仕組みは、いい会社づくりに欠かせません。

4.3 社員の成長が会社の業績アップに直結

社員の成長が、会社の業績アップに直結するーーそれがいい会社の考え方です。
一人ひとりの社員が能力を高め、活躍の場を広げていけば、会社の生産性は向上するでしょう。

いい会社では、社員の成長を喜び、それを評価する風土があります。
「君のおかげだよ」「これからも一緒に頑張ろう」と、成長を認め、称賛する。
そうしたコミュニケーションこそが、社員の成長を後押しするのです。
社員の成長が会社の原動力ーーその相乗効果を生み出すのが、いい会社の強みと言えるでしょう。

5. いい会社になるための5つのアクションプラン

5.1 全社員への理念浸透を徹底する

いい会社になるためのファーストステップは、経営理念の浸透です。
トップ自らが理念を体現し、社員との対話を重ねて理解を深めていくことが肝心。
日々の業務の中でも、理念を意識した行動を徹底するのがポイントです。

社内報や研修など、様々な機会を活用して理念の大切さを伝えていきましょう。
理念が社員の心に浸透すれば、価値観の共有が進み、一体感が生まれるはず。
全社一丸となって理念を体現できれば、いい会社へと近づけるでしょう。

 5.2 社員の多様性を尊重し、一人ひとりの可能性を引き出す

いい会社では、社員の様性を大切にします。
年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関わらず、一人ひとりの個性を認め、受け入れる姿勢が重要です。

多様な価値観を受け入れ、社員が安心して能力を発揮できる環境を整えましょう。
個々の強みを活かせる役割を任せたり、柔軟な働き方を認めたりと、可能性を引き出す働きかけが大切。
社員の多様性を尊重できれば、革新的なアイデアが生まれ、組織の活性化にもつながるはずです。

5.3 教育研修制度を充実させ、成長機会を提供する

社員の成長を支援するには、教育研修制度の充実が欠かせません。
スキルアップのための研修プログラムを用意したり、資格取得を応援したり。
社員の成長意欲に応える体制を整えることが大切です。

外部研修への参加も積極的に促しましょう。
他社の事例に学んだり、異業種交流で視野を広げたり。
社員が学びの機会を得られるよう、バックアップするのがいい会社の務めです。
教育研修制度を充実させることで、会社の成長を支える人財を育成していけるはず。

5.4 働きがいのある職場環境を整備する

いい会社は、社員の働きがいを大切にします。
一人ひとりがいきいきと働ける環境を整えることが、会社の発展につながるのです。

仕事とプライベートを両立できる職場環境を目指しましょう。
子育て中の社員への支援制度を充実させたり、有給休暇の取得を促したり。
社員のニーズに寄り添いながら、働きやすい環境を整えていくことが肝心です。
風通しの良い社風、助け合える人間関係づくりも忘れずに。
社員の働きがいを高める環境整備に注力することで、いい会社づくりが加速するはずです。

5.5 理念に共感する人財を採用する

いい会社を目指すなら、理念に共感する人財の採用が欠かせません。
会社の理念をしっかりと伝え、「この会社で働く意義」を感じてもらえる採用活動を心がけましょう。

面接では、求職者の人となりを見極めるのがポイント。
「御社の理念に共感しました」という言葉を引き出せたら、仕事への思いを聞いてみる。
理念への共感度を重視しつつ、会社の目指す方向性とマッチする人財を見極めていきます。
理念に共感する人財を迎え入れることで、より強固な組織づくりが進むはず。
採用も、いい会社づくりの重要な要素なのです。

おわりに

以上、いい会社を目指す経営者の皆さまに向けて、成功事例から学ぶべきポイントをお伝えしてきました。
中小企業だからこそ、社員一人ひとりの「思い」を大切にした経営が実践できるのではないでしょうか。
社員の成長が原動力となり、会社の理念を体現していく。
そんな風土を作ることこそが、いい会社への第一歩なのです。

ぜひ、本記事を参考に、あなたの会社ならではのアクションプランを考えてみてくださいね。
いい会社づくりのヒントが見つかれば幸いです。
でも、ここで紹介した事例をそのまま真似するのではなく、自社の文化や強みを活かした独自の取り組みを考えることが大切。
画一的なやり方ではなく、社員の個性が輝く、あなたの会社らしいやり方を追求していきましょう。

いい会社づくりの道のりは決して平坦ではありません。
時には試行錯誤の連続で、先が見えなくなることもあるでしょう。
でも、あなたには社員を信じ、共に歩んでいく覚悟があるはず。
その熱い想いがあれば、きっと理想の会社を実現できると私は信じています。

一人では小さな力でも、社員みんなの成長の力を合わせれば、大きな理念も必ず実現できる。
一人ひとりを大切にする心。
それこそが、いい会社の芽を育てる栄養分なのです。

社員の笑顔があふれ、いきいきと働ける会社を目指して、一緒に頑張っていきましょう!
いい会社づくりは、一朝一夕にはできません。
でも、社員との信頼関係を大切に、一歩一歩前進していけば、きっと実現できるはず。
あなたの挑戦を、私は心から応援しています!

日本の明るい未来を創るのは、社員想いのあなたのような経営者です。
その志の高さを胸に、これからもいい会社づくりに邁進してください。
そして、あなたの会社から、たくさんの「いい会社」が生まれていくことを願っています。
社員の笑顔があふれ、いきいきと働ける会社を目指して、一緒に頑張っていきましょう!

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