新入社員研修26日目:朝礼から学んだ「働く意味」

今回は新入社員研修26日目の内容をお伝えします。
この日の中でも特に印象に残っているのは「朝礼」での学びでした。普段の朝礼とは異なり、今回はまるで“プチ理念研修”のような時間。改めて「働くことの意味」や「自分がこれから大切にしていきたい価値観」といった根本的な部分に向き合う機会となりました。

日本理科学工業株式会社から学んだこと

朝礼の中で紹介されたのは、日本理科学工業株式会社という企業でした。みなさんはご存知でしょうか?
実はこの企業は、私たちが大切にしている理念のひとつとも言える存在なんです。

この会社では、数十年前に障がい者の方を2名初めて受け入れたことが大きな転機となったそうです。最初は現場が混乱したこともあったようですが、その中でも懸命に働く姿勢を見た周囲の社員たちが心を動かされ、職場のあり方そのものを見直すことになりました。

実際に、その受け入れられた2名のうちの1人は、なんと学生時代から50年以上も勤続されているとのこと。その事実に、私はとても驚き、同時に深く感動しました。

このようなエピソードからもわかるように、誰もが安心して働ける環境は、単に制度だけでなく、人と人との関係性、そして「誰かのために」と思える気持ちから生まれていくのだと実感しました。
結果として、障がい者・健常者という区分けなく、全ての人にとって働きやすく、そして働きがいのある職場へと変わっていったのです。

「働くこととは何か?」自分に問い直す時間

動画視聴後に議題となったのは、「私たちは何のために働くのか」という問い。
これはとてもシンプルでありながら、深くて答えるのが難しいテーマでした。

例えば、「お金を稼ぐため」「生活するため」といった答えは、もちろん大切ですし、多くの人がまず思い浮かべることだと思います。
けれど、それだけで終わらない“自分にとっての意味”を掘り下げて考えることが、今回の研修の狙いでもありました。

正直に言うと、私はすぐに明確な答えを言葉にできませんでした。
でも、それでいいとも思いました。大切なのは、すぐに答えを出すことではなく、自分なりに悩みながらも向き合って考えること。
その過程で見えてくる気持ちや価値観こそが、自分の「働く理由」になっていくのではないかと感じました。

感情のこもった“仕事”をするために

最近、AIや自動化技術の進化が注目されています。たしかに、AIはとても優秀で、多くの仕事を効率化してくれる存在です。
けれど、人の感情や想いを込めた「働き方」は、やはり人間にしかできないものだと私は思います。

この日の朝礼を通じて、「気持ちを持って働くこと」「誰かに何かを届けたいと思うこと」の大切さを改めて実感しました。
だからこそ、自分の気持ちや考えを大事にしていきたいし、それを仕事にも活かしていきたいと思いました。

働くことって、普段の忙しさに紛れてしまうとつい忘れてしまいがちですが、人生の半分以上の時間を占める大切な活動です。
だからこそ、今このタイミングで立ち止まって考えてみる価値があるのだと強く思いました。

働いている人、これから働こうとしている人、すべての人が一度は自分に問いかけてほしい質問――

「私は、何のために働くのか?」

この問いの答えを少しずつでも探しながら、これからの社会人生活を歩んでいきたいです。

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