圧巻のボリューム!6ヶ月分の資料との出会い
目の前に積まれたのは、なんと6ヶ月分の資料!
ダンボール箱で届いたその量に、「これを全部、私が担当するんだ…!」と、正直少し圧倒されてしまいました。
しかし、落ち込んでいる暇はありません。
さっそく中身の確認をスタートしました。
ありがたいことに、資料は1つ1つ大きなファイルに月別で綺麗にファイリングしてくださっていました。
これだけ大量の資料を、ここまで丁寧に整理してくださったお客様の心遣いに、まず感謝の気持ちでいっぱいになりました。
おかげで、資料が全て揃っているかどうかの「資料チェック」は想像していたよりもスムーズに進めることができました。
次のステップは、領収書を「勘定科目別」に分類していく作業です。
この分類作業自体は、研修やこれまでの業務で学んできたことの応用です。
どの経費がどの科目に当たるのか、一つひとつ確認しながら仕分けていきます。
作業としては決して難しいものではなかったのですが、やはり「6ヶ月分」という量は手強く、予想以上に時間がかかりました。
黙々と領収書の山と向き合い、時計がカチカチと進む音を聞きながら、「ようやく1ヶ月分終わった…あと5ヶ月分…!」と、自分を鼓舞し続けた一日でした。
「慣れ」から「考える」へ。成長を実感した瞬間
6ヶ月分の資料対応は、私にとって初めての経験でした。
もし入社したての頃にこの業務を任されていたら、おそらく「時間内に終わらせなきゃ!」という焦りだけで、目の前の作業をこなすことに精一杯だったと思います。
しかし、今回は違いました。 膨大な資料を前にしながらも、私の頭の中では「どうしたらもっと効率よく業務を進められるだろう?」という疑問がグルグルと回っていました。
- 先にすべての領収書をざっくり分けるべきか?
- それとも1ヶ月分ずつ完璧に終わらせていくべきか?
- PCでの入力作業と紙の分類作業、どちらを先に集中して行う方が早いだろうか?
このように、作業の「進め方」そのものを考えながら取り組むことができたのです。
もちろん、まだ最適な答えを見つけられたわけではありませんが、こうした「工夫」を意識できるようになったこと自体が、自分にとって大きな進歩だと感じています。
最初の頃は、会計ソフトの使い方、独特の業務フロー、そして職場の環境に慣れるだけで精一杯でした。
先輩方に質問するのも緊張していましたし、自分の業務が全体のどの部分にあたるのかまで、なかなか意識が向きませんでした。
しかし、それらの基本的な部分が落ち着いてきた今、ようやく本来のメイン業務である「会計処理の精度」や「業務の効率化」といった、より本質的な部分に目を向けられるようになってきたのです。
「ただ作業する」のではなく、「自分で考えて動く」というスタンスが、少しずつ身についてきたと実感できた、非常に価値のある経験となりました。
次の課題は「生産効率の向上」。AIと共に未来へ
この日の経験を通じて、私の中で明確になった「今後の課題」があります。 それは、「生産効率をさらに向上させること」です。
今回、6ヶ月分の資料を前に「もっと早く、正確に処理する方法はないか」と強く感じました。
そこで思い浮かんだのが、以前研修などで少し触れた「AI(人工知能)」の活用です。
正直なところ、引継ぎ業務が始まった当初は、新しいクライアント様のルールを覚えたり、他の研修課題をこなしたりするのに手一杯で、AIのような新しいツールを試す心の余裕がありませんでした。
しかし、今は違います。 少しずつ業務に余裕が見え始め、基本的な流れも掴めてきました。
「業務を深く理解している人ほど、AIをうまく使いこなせる」と聞いたことがあります。
どの作業をAIに任せ、どの作業を人間が最終チェックすべきか。
その判断ができるようになってきた今だからこそ、「AIの再活用」に挑戦すべきタイミングだと感じています。
もちろん、担当させていただく企業様の数が増え、業務に習熟していく中でも、自然と作業スピードは上がっていくと思います。
そこで生まれた「隙間時間」や「心の余裕」を、AIの活用方法の研究に充てる。
そうすれば、相乗効果でさらに業務の効率化が図れるはずです。
すぐに完璧な効率化を実現できるとは思っていません。 AIの特性を理解し、自分の業務に最適化させていくには、試行錯誤も必要でしょう。
ですが、時間はかかっても構いません。
今日できるようになったことを明日はもっと早くできるように、そして新しい技術も積極的に取り入れながら、確実に一歩一歩、プロフェッショナルとして前進していきたいと思っています。
まだまだ学ぶことばかりの毎日ですが、日々の業務からたくさんの「気づき」を得て、少しでも早く戦力になれるよう頑張ります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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