今回は、研修59日目に行った業務と、そこから得られた大切な気づきについてお話ししたいと思います。
会計事務所での仕事の幅広さや、日々の業務に潜む奥深さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
多様な業務に挑戦!会計事務所で広がるキャリアの可能性
この日、私が担当したのは労働保険関係の書類確認と、お客様にお送りする給与関連の書類作成でした。
私たちの事務所の大きな特徴の一つは、会計業務だけでなく、社会保険労務士の補助業務にも携われることです。
正直、入社するまでは会計事務所の仕事は数字と向き合うことが中心だと思っていました。
しかし、実際にはお客様の「人」に関わる労務の分野までサポートさせていただく機会が多く、非常に幅広い知識とスキルが身につく環境だと実感しています。
今まで参加した外部研修では、社会人としての心構えや最新のAI技術について学ぶ機会もありました。
事務所での実務と外部研修でのインプットを繰り返すことで、多角的な視点を持って業務に取り組めるようになります。
多くの会計事務所では「自主的に学ぶこと」が前提とされる中で、私たちの事務所は積極的に「学ぶ場」を提供してくださいます。
このような恵まれた環境で働けることへの感謝の気持ちを忘れずに、日々の業務に励んでいきたいと改めて感じました。
手書きの一文字に心を込めて。宛名書きに悪戦苦闘!
この日は、お客様にお送りする書類の封筒準備も初めて担当しました。
納付書や封筒の宛名など、手書きで記入する箇所が多く、想像以上に緊張したのを覚えています。
特に、封筒の宛名は会社の「顔」として、お客様が一番最初に目にする部分です。
曲がったり、バランスが崩れたりしないように…と、一文字一文字に心を込めて、息を止めるようにして書きました。
しかし、これが本当に難しい!
- まっすぐに書くことの難しさ:普段、PCでの入力に慣れていると、フリーハンドでまっすぐな線を書く感覚が鈍っていることに気づかされます。
- 文字のバランス:全体の配置や、漢字とひらがなの大きさのバランスなど、気にすべきポイントがたくさんありました。
- 適切な筆圧:力が入りすぎても、弱すぎても、美しい文字にはなりません。
先輩方は当たり前のように美しく仕上げていますが、そこには熟練の技術が詰まっているのだと痛感しました。
どうすればもっとバランス良く、心を込めた文字が書けるようになるのか、今後の課題の一つとして練習していきたいと思います!
フィードバックは成長の糧!「神は細部に宿る」を実感
先日、担当した企業の会計処理について、先輩からフィードバックをいただく機会がありました。
そこで指摘を受けたのが、「部門コードの入力漏れ」です。
その企業には複数の部門があり、費用を正しく部門ごとに振り分ける「補助科目」の入力が非常に重要でした。
私の処理では、その入力が一部漏れてしまっていたのです。
一見すると些細なミスかもしれませんが、この入力が漏れると、
- 部門ごとの正確な損益が把握できない
- 経営判断に必要なデータを提供できない
といった、お客様にとって重大な問題に繋がってしまいます。
「きちんとした会計をだす」ためには、こうした細かい部分への注意が不可欠なのだと、身をもって学びました。
今回のフィードバックは、自分がいかに細部を見落としていたかを気づかせてくれる貴重な機会でした。
作成した注意ポイントのリストをもう一度見返し、「なぜこの作業が必要なのか?」という本質を常に意識しながら、業務の精度を高めていきたいです。
まとめ:感謝の気持ちを胸に、未来へ繋ぐ一歩を
研修59日目は、書類作成の丁寧さから会計処理の正確性まで、プロフェッショナルとして欠かせない基本姿勢を改めて学ぶ一日となりました。
一つひとつの業務に真摯に向き合うこと、そして何より、学びの機会を与えてくださる事務所への感謝の気持ちを忘れずに、これからも一歩ずつ着実に成長していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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