今回は、八尾市にあるものづくり企業の技術や製品に触れられる素敵な施設「みせるばやお」で開催されたAIセミナーに参加してきました。
講師は、なんと事業家のハヤカワ五味さん!
最新のAI事情について、目からウロコのお話をたくさん聞いてきましたので、その内容をレポートします!
「AIって何だか難しそう…」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です!
目次
「生成AI」って結局なに?今さら聞けない基本のキ
皆さんは「AI」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
これまでのAIは、画像に写っているのが犬か猫かを見分けたり、過去のデータから未来の売上を予測したりする**「識別・予測系」**が得意でした。
しかし、最近話題の「生成AI」は、文章を作ったり、絵を描いたり、プログラムのコードを書いたりと、新しいコンテンツを「生成」する能力があるのが大きな特徴です。
このすごい能力を支えているのが、**LLM(大規模言語モデル)**という技術なのだそうです。
ただ、ここで一つ注意点が! 生成AIは時々、もっともらしい嘘をついてしまう**「ハルシネーション」という現象を起こすことがあります。
これは、AIが人間のように会話しているわけではなく、「この言葉の次には、この言葉が来る確率が高いな」と予測して文章を生成している**からなんです。
「おはよう」と送ったら「おはよう」と返ってくる確率が高いからそう返している、というイメージだと聞いて、AIの仕組みがスッと理解できました!
仕事が劇的に変わるかも?明日から使えるAI活用術!
では、この生成AIを仕事でどう活用できるのでしょうか?セミナーでは、具体的な活用例も紹介されました。
- ウェブサイトの文章作成
- メールの返信文の草案作成
- 会議の議事録の要約
これまで「RPA」という、決まった作業を自動化してくれるツールがありましたが、少しでも手順が変わると対応できないのが弱点でした。
生成AIは、その**RPAが苦手だった「ちょっとした柔軟な対応」**を補ってくれる、まさに「RPAの賢い相棒」のような存在なのだそうです。
「でも、会社の情報を入力するのってセキュリティが心配…」
と感じる方もいるかもしれません。
その点も、Googleの「Gemini」のようなサービスは、普段私たちが使っているGoogleのサービスと同じ高いレベルのプライバシーポリシーで守られているので、安心して活用できると聞いて安心しました。
AIを味方につける!魔法の「お願い」のコツと著作権
AIは非常に賢いですが、私たちの「お願い」の仕方、つまり**指示(プロンプト)**がとても重要になります。
セミナーでは、AIの能力を最大限に引き出すための、とっておきのコツを教えてもらいました!
コツ①:「目的」から伝える!
これは有名な「ドリルと穴」の例え話だそうです。
- ダメな指示:「ドリルが欲しい」
- 良い指示:「壁に穴を開けたいんだけど、どうしたらいい?」
目的を伝えることで、AIは「それならドリルより、こういう道具の方がいいですよ」と、もっと良い方法を提案してくれる可能性があるんです。
コツ②:AIにプロンプトを考えさせる!
「こういう文章を、こんな感じの丁寧なビジネスメールにしたい」というように、Before(元になる文章)とAfter(完成イメージ)をAIに渡して、「どういう指示を出せばこうなる?」と逆に質問してしまうという驚きのテクニックも!これは早速試してみたいです。
気になる「著作権」の話
AIで画像などを生成するとき、気になるのが著作権ですよね。
文化庁のウェブサイトに詳しい情報が載っているそうですが、ポイントは以下の通りです。
- 著作権は「具体的な表現」を守るもの。「〇〇風」といった作風や画風自体には著作権はかからない。
- ただし、「ピカチュウの画像を作って」のように、意図的に特定のキャラクターにそっくりなものを生成させ、元の作品の作者に損害を与えるような使い方はNGです。
- AIが偶然似たようなものを生成してしまった場合は、問題にならないことが多いそうです。
まとめ
今回のセミナーで、AIはただの便利なツールというだけでなく、私たちの仕事の進め方を根本から変える可能性を秘めた「パートナー」なのだと感じました。
特に、「目的を先に伝える」というプロンプトのコツは、AIへの指示だけでなく、普段の仕事でのコミュニケーションにも通じる大切なポイントだと思いました。
まだまだ学び始めたばかりですが、AIを恐れるのではなく、賢く付き合っていくことで、仕事の可能性が無限に広がるはずです。私も日々の業務の中で、積極的にAIを活用していきたいと思います!
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