新入社員研修15日目:初の労働保険年度申告に挑戦

研修が始まってから早くも15日目。
テーマは「労働保険の年度申告」。これは会社が毎年行う大切な手続きの一つであり、「算定基礎届」と「労災保険申告書」を作成・提出する必要があります。

これまで名前は聞いたことがあっても、実際にどのようなものなのかはほとんど知りませんでした。そんな中、今回の研修では、初めてこの申告作業の一部を担当させていただき、実際にネットでの入力を経験しました。
実務に直接関われることに対して少し緊張もありましたが、それ以上に「新しいことに挑戦できる」というワクワク感が勝っていたのを覚えています。

初めてのネット申告:実際の流れと気づき

作業はまず、上司の方と一緒に画面を見ながら、過去の申告データを参照しつつ入力作業を進めました。一見複雑そうに見える申告ですが、ネット申告のシステムはよく作りこまれていて、画面の案内に沿って入力を進めていけば自然と完了できるようになっています。

特に印象的だったのは、過去のデータがある程度引き継がれている点。たとえば、昨年の値があらかじめ表示される箇所が多く、それをベースに確認・修正するだけで済むケースもありました。
これは紙の書類では実現が難しい点であり、ネット申告ならではの大きなメリットだと感じました。

また、入力漏れがあると次のページに進めない仕様になっているのもありがたく、初めての私でも安心して作業できました。特に、必須項目の入力チェックが自動で行われるため、うっかり見落としを防げる点は大きな安心材料でした。

後半は一人で操作を任され、昨年の資料を見ながら慎重に入力を進めました。途中わからない点があっても、ネット上のガイドや過去の記録を確認しながら進めることで、自分のペースで作業を行うことができました。
こうした実践の中で、「一度やってみること」の大切さを改めて実感しました。

事前準備の効果を実感

今回の申告作業は、ちょうど土日を挟んだスケジュールになっていたこともあり、私は週末に資料を読み込んで軽く予習をしておきました。YouTubeなどの動画も参考にしながら、労働保険の仕組みや申告書の構成などについて事前に把握しておいたのですが、これが本当に役に立ちました。

当日、上司の説明がスムーズに頭に入ってきたのは、用語や背景知識をある程度理解していたからだと思います。やはり、未知の業務に取り組むときには、事前の情報収集が結果に直結することを強く感じました。

初見だと戸惑うことの方が圧倒的に多いですし、現場では時間的な制約や他の作業もある中で、すべてを一から学ぶのは難しいです。だからこそ、できるだけ早めに資料を読み込み、わからない部分は自分で調べておく
そのひと手間が、結果的に自分を助けることになるのだと実感しました。

挑戦を通して得られた自信と意欲

今回の経験を通して一番大きかったのは、「実務を任せてもらえたことによるモチベーションの向上」です。まだまだ研修中の身ではありますが、「この作業はお願いしても大丈夫そう」と判断してもらえたことが自信につながりました。

また、任されたことに対してきちんと準備することで「次も任せてもらえるかもしれない」「もっといろんなことを学んでみたい」という前向きな気持ちが強くなりました。
業務の中で自分の成長を感じられる瞬間は、何よりも嬉しく、やる気にもつながります。

同時に、自分にはまだまだ知らないこと、できないことがたくさんあるということも痛感しました。
今回のように、事前に知識をつけたことでスムーズに進められた面もありましたが、それは裏を返せば、準備がなければ対応できなかったかもしれない、ということでもあります。

今後に向けての意識づけ

今回の経験を通じて、「自宅学習」や「自主的な復習」の重要性を再認識しました。業務時間だけで身につけられることには限りがありますし、時間に余裕がある今だからこそ、自主的に学べる時間を大切にしていきたいと思います。

ネット申告のように、一度経験すると次からは格段にハードルが下がるものもあります。だからこそ、最初の1回をどう乗り越えるか。そのための準備と姿勢が、今後の自分を支えてくれると信じています。

研修15日目、初めての「労働保険年度申告」は、業務としての難しさもありながら、成長を強く実感できる一日でした。ネット申告の便利さに驚き、事前準備の大切さを学び、任せてもらえる喜びを感じました。

これからも一つひとつの経験を大切にしながら、自分の力を少しずつでも広げていけるよう、日々学び続けたいと思います。

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