【研修レポート】あなたの組織はなぜ動く?「ソース原理」を深掘りして見えた、チームが活性化する秘訣

先日、外部研修で「ソース原理」について学んできました。
実は、以前に税理士法人あすなろの代表である毛満税理士から直接研修していただいたことがあるテーマです。
詳しくは**「新入社員研修39日目」**の記事をぜひご覧ください!)

今回は、前回の基礎的な内容に加えて、さらに一歩踏み込んだ深い部分まで学ぶことができました。
講師の嘉村様と毛満様、お二人の視点からお話を伺えるという、非常に贅沢で貴重な時間でした。

前回の学びを胸に臨んだ今回の研修。自分の中で「これは!」と感じた新たな発見や、ハッとさせられた気づきが本当にたくさんありました。

今回は、その中でも特に印象に残った学びを皆さんにシェアしたいと思います!

 

まずは基本の復習から!「ソース原理」ってなんだっけ?

 

「そもそもソース原理って何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
簡単におさらいすると、**「ソース」とは、物事の「源泉」や「源」**のことです。

会社設立、新規プロジェクト、イベント企画…どんなことも、誰かの**「これをやりたい!」「こうなったら最高だ!」という熱い想いから始まりますよね。その想いを胸に、最初の一歩を踏み出して物事を始める人、その「源泉」となる人こそが「ソース」**なのです。

そして、組織にはソースを支える役割として「サブソース」と「エンプロイー」が存在します。
この違いが、組織を理解する上で非常に重要なんです。

  • ソース: アイデアの源泉であり、次の一歩を明確に描き、行動を起こす人。
  • サブソース: ソースの意図を深く理解し、主体的に次の一歩を踏み出せる人。
  • エンプロイー: 指示されたことを実行する人。次の一歩は知らない。

研修で伺った嘉村様の「夫婦のゴミ出し」の例が、とても分かりやすかったです。

妻が夫に「ゴミ出しお願いね」と頼む。夫は言われた通りにゴミを出しますが、次のゴミ出しの日や、分別ルールまでは把握していません。
この場合、ゴミ出しというイニシアチブのソースは妻であり、夫はエンプロイーとなります。

もし夫が「明日は燃えるゴミの日だから、夜のうちにまとめておこう」と自ら考えて行動できれば、それはサブソースと言えるでしょう。

まずは、組織の中で**「自分の役割はソース?サブソース?それともエンプロイー?」**と、自分の立ち位置を正しく認識することが、全ての始まりなのだと改めて感じました。

 

衝撃の事実!ワークを通じて見えた「自分の役割」と「組織の真実」

 

今回の研修では、実際に自分が過去に関わったプロジェクトや活動を振り返るワークがありました。
「自分がソースとして何かを始めた経験は?」 「その時の自分の役割は何だった?」

このワークを通して、私は衝撃的な事実に気づかされました。
それは、自分でも意識していなかったけれど、意外と「ソース」になった経験があったということです。

しかし、同時に苦い経験も思い出しました。
私がソースとなって立ち上げたあるグループが、私がそこから離れた瞬間に、あっけなく崩壊してしまったのです。
当時は「誰かが引き継いでくれるだろう」と、心のどこかで勝手に期待していました。

でも、今なら分かります。私がソースとしての役割や想いを、誰にもきちんと「継承」していなかったのです。
明確なソースも、その意図を理解したサブソースもいない組織は、こんなにも簡単に形を失ってしまうのだと、身をもって知りました。

さらに興味深かったのは、ソース自身が自分のことをソースだと自覚していないケースも多いということ。
周りの人たちは「あの人がキーパーソンだ」と分かっているのに、本人だけが無自覚。

これでは、組織のエネルギーはうまく循環しませんよね。
周りがその人に「あなたがソースなんだよ」と気づかせ、アプローチしていくことも大切なんだと学びました。

 

なぜ組織はうまくいかない?ソース原理から学ぶ「信頼」と「権限」の重要性

 

研修が進むにつれて、私の中である疑問が浮かび上がりました。

  • エンプロイーの人は、そもそも誰がソースなのか分かっていないのでは?それが混乱を招く原因にならないか?
  • ソースは、サブソースにどこまで権限を与えるべきなのか?

これらの疑問に対する答えの鍵は、**「信頼」**という言葉にありました。
ソース原理の大前提として、信頼関係がない相手にソースの役割を渡したり、サブソースを任せることはNGだそうです。

考えてみれば当然ですよね。
信頼がないのに「あとは任せた!」と言われても、サブソースは不安で動けません。
逆にソース側も、任せたはずなのに心配でつい口出し(介入)をしてしまいがちです。
ソース原理では、一度任せたらサブソースの領域には介入しないのが鉄則。
このルールを守るためにも、土台となる信頼関係が不可欠なのです。

ソースの重要な役割の一つは、サブソースが自分の意図から逸脱していないか(境界線を越えていないか)を見守ること
もし越えてしまった場合は、軌道修正を促すか、あるいはその組織から離れてもらうか、という判断が必要になります。

最も危険なのは、役職だけを引き継いで、肝心要の「ソースの想い」を渡せていないケース。
これはサブソースからすれば、何をすれば良いか分からず、ただ責任だけを押し付けられている状態。
まさに「いじめ」のような構造になってしまいます。
サブソースが主体的に動けない時、それは能力の問題ではなく、ソース側の伝え方に問題があるのかもしれません

 

学びの後は…絶品韓国料理でモチベーションアップ!

 

約3時間にわたる研修は、正直頭がパンクしそうになるほど濃密な内容でした!
ブログには書ききれないほどのたくさんの学びがあり、あっという間の時間でした。

もし、この記事を読んで「ソース原理」に興味が湧いた方がいらっしゃれば、研修でおすすめされた以下の書籍を手に取ってみてはいかがでしょうか。

  • 『すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』 トム・ニクソン(著)
  • 『ソース原理[入門+探求ガイド]――「エネルギーの源流」から自然な協力関係をつむぎ出す』 ステファン・メルケルバッハ(著)

 

研修後は、みんなで少し遅めのランチへ!
今回は韓国料理のお店に連れて行っていただき、チヂミやチキンをシェアしながら、私はメインにサムギョプサルランチを注文しました!久々の韓国料理、最高に美味しかったです!

美味しい料理を囲みながら、研修の感想を言い合ったり、今後の社内での取り組みについてなどを交わしたり…!本当に有意義な一日となりました。

今回の学びを胸に、まずは自分の役割を意識することから始めていきたいと思います。 モチベーションMAXです!

明日からの業務も頑張ります!

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